外来を受診される方 足の病気・けが(後脛骨筋機能不全)
- 東京大学医学部附属病院 整形外科・脊椎外科
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足の病気・けが(後脛骨筋機能不全)
担当グループ
足外科グループ
診療時間
毎週水曜日 午後
診療する主な疾患
リウマチ足変形、外反母趾、変形性足関節症、後脛骨筋機能不全(扁平足)、強剛母趾、足関節不安定症、蹠側板損傷、骨癒合症、腓骨筋腱脱臼、モートン神経腫など(骨折は外傷診、小児の足変形は小児整形診が担当)
後脛骨筋機能不全(扁平足)
概要
後脛骨筋機能不全とは足の土踏まず(アーチ)を形成するために重要な、後脛骨筋腱が加齢により劣化し、扁平足変形を生じる病態です。中年以降の女性に多いとされています。発症初期の段階では、症状は内くるぶし後方の腫れや痛みですが、扁平足変形が進行すると、バランス能力の低下や歩行時痛をもたらします。また、外反母趾、変形性足関節症、インピンジメント症候群(骨同士がぶつかる)などの原因にもなります。
治療
扁平足変形がないか軽度の場合は、装具や痛み止め、運動療法などの保存的治療(手術をしない治療)が第一選択です。変形が進行し、保存的治療で痛みのコントロールが困難な場合は手術的治療が行われます。手術的治療は、軟骨の傷み方や変形の戻りやすさに応じて、骨切り術や腱移行術、関節固定術などが選択されます。