外来を受診される方 腰の病気(腰部脊柱管狭窄症)

腰の病気(腰部脊柱管狭窄症)

担当グループ

腰椎グループ

診療時間

毎週木曜日 午後

診療する主な疾患

腰部脊柱管狭窄症、腰椎椎間板ヘルニア、腰椎すべり症、腰椎変性側弯症、馬尾腫瘍、軟骨無形成症に伴う広範脊柱管狭窄症

腰部脊柱管狭窄症

詳細資料

さらに詳細な資料はPDFファイルで配布しております。資料の著作権は東京大学医学部附属病院に帰属します。使用されている文章、写真の無断転載はご遠慮ください。

腰部脊柱管狭窄症

腰部脊柱管狭窄症とは、脊椎にある「脊柱管」と呼ばれる脊髄・馬尾神経の通り道が何らかの原因で狭くなり神経の症状を呈する疾患です。

概要

脊柱管は前方の椎体と呼ばれる円柱状の骨と椎間板、後方の棘突起・椎弓によって囲まれた管状の構造をしています。脊柱管の中には脊髄・馬尾神経が通り、さらに左右に枝分かれした神経が上肢や下肢などの体の各部へと伸びています。腰部脊柱管狭窄症は腰の部分で脊柱管が狭くなり、その内部にある馬尾や神経根が圧迫され種々の下肢症状・会陰部症状を生じる疾患です(図1)。脊柱管が狭くなる原因としては、生まれつき脊柱管が狭いことが深く関与しています。加えて加齢による周囲の骨の変形や黄色靭帯の肥厚、椎間板の突出、脊椎すべりの発症などのさまざまな要因が複合的に関与していると考えられています。

腰部脊柱管狭窄症 図1

治療

腰部脊柱管狭窄症に対する治療は、まず保存療法を行い、その効果が乏しい場合にのみ手術対象とします。 保存療法:腰部脊柱管狭窄症に対する保存療法は、投薬・各種神経ブロック療法・装具療法・理学療法など多岐にわたっています。腰痛や下肢痛などを主訴とする場合には、消炎鎮痛薬の投与や仙骨部硬膜外ブロック、神経根ブロック療法を行います。下肢のしびれや間欠跛行に対してはプロスタグランジンE1投与が有効であることがあります。また安静時にも残存するしびれに対しては、抗うつ薬・抗不安薬・抗てんかん薬を併用することにより症状の改善がみられることもあります。痛みが強いなどの理由でADLが高度に制限されている患者様では、入院をお勧めして安静および保存治療を実施する場合もあります。
手術療法:保存治療を行ってもあまり効果のない場合、もしくは高度の下肢麻痺や膀胱直腸症状がある場合などは手術治療を考慮します。ただし手術の絶対的適応はありません。患者様がどの程度日常生活・社会生活に制限を生じているか、また今後どのような生活を望むのか、また精神医学的な問題が存在するのかどうかなどを総合的に判断する必要があります。そして患者様に手術の必要性や予後、合併症などを十分にインフォームドコンセントを行ったうえで手術を受けるかどうか選択していただくことが重要です。
手術方法には大きく分類すると除圧術と除圧固定術があります。多くの症例では後方除圧術により硬膜管や神経根の圧迫を解除することで症状の改善をみます。除圧術には開窓術や椎弓形成術などがあり、さまざまな工夫をこらして硬膜管・神経根の除圧と脊椎後方要素の温存が両立するような手術方法が開発されています(図2)。また最近では内視鏡を用いて小さい皮膚切開で除圧を行う方法も導入されており、今後手術方法はますます改良されてゆくものと思われます(図3)。

腰部脊柱管狭窄症 図2

腰部脊柱管狭窄症 図3

詳細資料

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